コトラーのマーケティング思考法
今回の本は「コトラーのマーケティング思考法」です。
ご存じコトラーの本なのでとても期待して、Amazonで予約して購入したのですが、読み始めてみると「これって本当にコトラーが書いたの。」という感じでした。
まとめると、「これまでのマーケティングで使われていたセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングなどの手法（バーティカルマーケティング）を推し進めた結果、市場は成熟したため、これを補完するのに既存の市場になかったアイディアを取り入れるラテラルマーケティングをしてみましょう、このアイディアを取り入れる方法には『代用、結合、逆転、除去、強調、並び替え』のテクニックが有効です」ということで、その成功事例としてシリアルバー、セブンイレブン・ジャパン、サイバーカフェなどが載っているのですが、この内容が本当に薄く、また同じ事例も繰り返し出てきます。なんだか文字も大きいし、とても「マーケティング・マネジメント」とは同列では考えられません。
お急ぎの方は、あとがきを読めば言いたいことは大体分かると思います。期待して買っただけに、ちょっぴりがっかりです。また、面白い本を紹介していきたいと思います。
