渋谷で働くコンサルタントの本棚

M&Aや海外ビジネス等に携わり、USCPAも取得しました。以前はコンサルタント等として働きながら、イギリスのDLMBA(遠隔学習のMBA)でも学びました。仕事、勉強などの中で見つけた役に立つ本や情報等をご紹介します。

コンストラクション・マネジメント

12月2日に日本初進出の「マンダリン オリエンタル 東京」が開業するなど、丸の内、汐留、六本木、日本橋など大規模な都市再開発が引き続き活況を呈しています。先日、こうした大規模プロジェクトのコンストラクション・マネジメントを手掛ける専門家の方々にお会いする機会を得ました。


コンストラクションマネジメントとは、建設プロジェクトの発注者の側に立ち、設計・発注・工事の各段階において設計や発注方式の検討、工程管理・品質管理・コスト管理等の各種マネジメント業務を行うものです。コンストラクションマネジメントの主な特徴としては、事業規模が大きなプロジェクトが多く、そのため社内・社外を含め関係者が多岐に亘ることなどがあります。そのためプロジェクト責任者の“勘と経験” に頼るマネジメントから、プロジェクト全体を効率的に管理する仕組みの構築が進んでいます。


例えば今回お会いした企業では、独自のシステムを構築し、コンストラクションマネジメント業務は全てシステム化していました。そのため、企画段階においては、過去に蓄積した事例を基に100ページ超の業務企画書をわずか3日間で仕上げることが可能となっています。これは、今まで同じボリュームの企画書・提案書の作成に1ヶ月近くかけていた私にとっては衝撃でした。


また、米国・欧州などの海外のプロジェクトでは、数万人以上に及ぶプロジェクト関係者全てに関連ファイルをWebを通じて参照可能として、関係者間の情報共有やスケジュールの相違による業務の手戻り等を防いでいます。


翻って、多くの企業のプロジェクト管理としては、商習慣の差異等の課題もあり、電子メール、表計算ソフト、スケジューラー等のツールを使用されているに留まるケースが多いのが現状です。


今後の企業における業務の更なる効率化、競争力強化のためには、大規模なプロジェクトが培ってきた“知恵”を、ITなどを活用した具体的な仕組みとして取り入れていくことが主流となっていくと考えます。

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