渋谷で働くコンサルタントの本棚

M&Aや海外ビジネス等に携わり、USCPAも取得しました。以前はコンサルタント等として働きながら、イギリスのDLMBA(遠隔学習のMBA)でも学びました。仕事、勉強などの中で見つけた役に立つ本や情報等をご紹介します。

4:事業継続マネジメント(BCM)構築の実際

危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際
危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際
米国の同時多発テロ事件以降、企業においては予測困難なリスクによる事業中断にどのように対応するか、取引先や社会に対する責任をどのように果たすべきか、被害を極小化するためにはどうしたらよいか等の観点から、緊急事態に対する備えとして事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の重要性が高まってきました。


一方で、日本国内においては直接的な被害が発生しておらず、また危機意識が高まらないという事情などから、証券取引所などの社会インフラ等を除いては、こうした事業継続計画を策定する企業の事例はそれ程多くはない、という現状にあります。


こうした中で、本書は多数のリスクマネジメントの実務経験の他、中小企業庁BCPにも委員として携わった著者が、その知識・経験を基に、BCPの概要や適用事例、国内外の標準化動向、そしてBCP策定のためのステップを初級、中級、上級とレベル別に記したものです。他のBCP関連の書籍に比べて、特に優れているのが資料編にあるBCP様式類です。これらの多くは中小企業庁のWebサイト(http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/bcpgl_download.html)でダウンロードすることができま。


BCPについて分かりやすく解説した本書とこれらのWebサイトを参考にすることで、地震などの脅威に対して未だ対応していない企業(特に対策に多額の費用をかけられず、かつ事業中断による影響も大きいと想定される中小企業)にとっても、実行可能なレベルのBCPを各企業の事情に応じて策定することができる、非常に有益な書籍です。

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