渋谷で働くコンサルタントの本棚

M&Aや海外ビジネス等に携わり、USCPAも取得しました。以前はコンサルタント等として働きながら、イギリスのDLMBA(遠隔学習のMBA)でも学びました。仕事、勉強などの中で見つけた役に立つ本や情報等をご紹介します。

4:自治体破産

先日のブログで少し書いたとおり、地方自治体が大株主となっている第3セクターの多くは非常に厳しい財政状況に陥っています。


第3セクターの財政状況を最も詳しく知ることができる情報源は、総務省が毎年12月末に公表している
第三セクター等の状況に関する調査結果」です。
第三セクター等の状況に関する調査結果(2007年12月27日)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071227_5.html


2006年度末時点で第3セクターの経営状況は、前年(36.5%)よりやや改善したものの、6524法人の約3分の1(33.3%)が赤字となっています。また、債務超過は5.7%と前年(5.5%)より悪化しています。つまり、経営不振の第3セクターの債務はより拡大しているといえます。


こちらの調査結果は、実は総務省に問い合わせると全ての第3セクターの財務データを入手することができます。また、全国市民オンブズマン連絡会議がHPで公表していたり、最近では週刊ダイヤモンドの記事でも取り上げていましたので、詳しく知りたい方はこちらをご覧になると良いかと思います。

○全国市民オンブズマン連絡会議
http://www.ombudsman.jp/3rd-sector/index.html
週刊ダイヤモンド三セク・三公社 最終処理の恐怖」(2007/12/15)
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=20243121507


以上はデータから見たものですが、実際の第3セクター地方自治体の財政状況を詳しくレポートしているものとしては、以下の書籍がお薦めです。


自治体破産―再生の鍵は何か (NHKブックス)
自治体破産―再生の鍵は何か (NHKブックス)

豊富なデータなどを使って地方自治体の危機的な財政状況を解説するとともに、その象徴的な例として、夕張市財政破綻実態を明らかにしています。日本の各地方自治体の財政再建が喫緊の課題であり、その過程で生じる影響がどれ程大きいか、ということを切実に考えさせられる一冊です。

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