人工知能を仕事に活用するため、その一つとして以前からGoogleが公開しているツールの"TensorFlow"を研究しています。
このTensorFlowは、Googleの画像検索やGmailのメール分別などの実際のサービスで使われているツールを誰でも利用できるように公開(オープンソース化)したものです。
TensorFlow — an Open Source Software Library for Machine Intelligence
こちらの公開から約1年が経ちましたが、一年間の出来事や進歩をGoogle Japanが発表しました(こちらは日本語でも分かりやすくなっています)。
http://googlecloudplatform-japan.blogspot.jp/2016/11/tensorflow-1.html
特に驚くべき点は、既に実際に人口知能を活用したプロジェクト事例として、
- オーストラリアにおける絶滅危惧種 マナティーの捜索
- 日本の農家による品質の良いキュウリの仕分け
- 放射能線医によるパーキンソン病の兆候の診断
- サンフランシスコにおけるカルトレインの運行状況の追跡
などが挙げられていることです。この中で、マナティーの捜索などは日本のニュースでも紹介されました。
この一年間でも、人工知能の活用は急速な進歩を遂げており、身近なものになりつつあることがよく分かります。
一方で、自分でも実際にTensorFlowに触れながら、個人的には、画像認識以外の切り口でどのように活用できるか、そしてモデル構築に必要な膨大なデータをどうやって集めるか、という課題を強く感じています。
今後も、更に凄い速さで人工知能の活用は発展するでしょうから、それに負けない速度で自分も考えて、いろいろ試みていきたいと思います。