アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

Bookshelf

4:CRM年鑑

CRM年鑑2007インタラクティブ・マーケティングの専門誌である「アイ・エム・プレス」が毎年出版している、CRMやダイレクト・マーケティングなどで成功している企業の事例集です。最新の2007年版には、インタビューなどに基づき、メーカー、小売、金融、サー…

2:電子マネー・ビジネスのしくみ

Suica、Edy、ICOCA電子マネー・ビジネスのしくみ ”電子マネーのビジネスがわかる”と謳われていますが、内容は各社のホームページや一般的なニュースリリースで分かるものが多く、少々がっかりな一冊です。(出版から時間が経っており、内容が目新しくなくな…

3:ドコモが銀行を追い抜く日

ドコモが銀行を追い抜く日 (PHP Paperbacks)NTTドコモがケータイクレジット「iD」に参入した経緯と戦略、クレジットカード各社の反応などをドキュメントとしてまとめた本です。NTTドコモはみずほ銀行、三井住友銀行などとも提携を進めており、著者は最終的に…

4:モバイルFeliCaはビジネスになる!

モバイルFELI CAはビジネスになる!おサイフケータイを活用したビジネスについて、技術者だけではなく一般の方にも分かりやすく紹介した本です。am/pmジャパンやANA、ぴあ、コカ・コーラなどの事例が紹介されています。(ちなみにam/pmジャパンの携帯向けのキ…

4:プロジェクト現場から見た内部統制

プロジェクト現場から見た内部統制 (IBM Innovation Series)内部統制プロジェクトの進め方を中心に解説した本である。 しかし、実施基準が公表される前に書かれたため、今から見ると内容に具体性が乏しかったり、プロジェクトで実施する作業の一つ一つが法律…

4:セキュリティ情報収集術

セキュリティ情報収集術 (Security books)本書はとてもお勧めです!! リスクコンサルティングに長年従事している著者が、実際に活用しているインターネット上の情報源を、犯罪、情報セキュリティ、事故・災害、テロ・危機管理など分野毎に計81サイトを紹…

5:実践危機マネジメント

実践危機マネジメント―理論戦略ケーススタディ自然災害やテロ、重大事件、更に企業の不祥事などが頻発するのに伴い、最近では危機管理に関する書籍が多数出版されているが、本書は危機管理を構成する要素について、警察・防衛出身者や企業で実際に危機管理に…

4:リスクベースで進めるIT内部統制の実務

リスクベースで進めるIT内部統制の実務これは内部統制のうち、IT統制に限定して書かれた本です。内容を限定しているだけあって、対象範囲の絞込みやフローチャートの集約化、IT関連の評価の実施方法など、よく疑問が生じやすい点などについて本当に詳しく解…

4:内部統制の評価モデル

内部統制の評価モデル内部統制の導入に至った背景や概略、内部統制の具体的な進め方を解説している本です。上述の「内部統制の文書化マニュアル」が出るまでは、作業手順が最も詳しく書いてあった本です。内部統制の基本的な考え方が整理されているので、こ…

4:内部統制の文書化マニュアル

今回が、私が多数読んできた内部統制関連の書籍の中から、現時点で最も使えるものを3冊ご紹介します。 実務詳解 内部統制の文書化マニュアル 内部統制関連の評価ドキュメント(フローチャート、業務記述書、リスク・コントロール・マトリクス)の作成手順に…

5:Accounting and Finance for Non-Specialists

Accounting and Finance for Non-Specialists: AND Onekey Coursecompass Access Card 会計学(Financial Accounting)の中で使用している教科書です。 For Non-Specialistsというだけあって、実務よりもむしろ財務諸表から何を読みとるのか、という点が重視…

5:組織行動のマネジメント

組織行動のマネジメント―入門から実践へ 組織行動学(OB:Organisational Behaviour)の授業の参考として使っていた本です。OBは日本ではそれ程馴染みがないためか、日本語の参考書が少なく、この本は数少ない書籍の中で最も良い本だと思っています。 組織に…

5:ブランド優位の戦略

ブランド優位の戦略―顧客を創造するBIの開発と実践 ブランド戦略の第一人者のアーカーが書いた本です。こちらの日本語の本を購入して、マーケティングの参考として使用していました。アーカーの本は他にもブランド・エクイティ戦略―競争優位をつくりだす名前…

5:Marketing Briefs: A Revision and Study Guide

Marketing Briefs: A Revision and Study Guide こちらはマーケティングの授業の参考書となってる本です。 同じくWarwick Business Schoolの教授陣が書いています。こちらはマーケティングの初学者向けに書かれた本で、事例などは教科書に比べて多くはないで…

4:事業継続マネジメント(BCM)構築の実際

危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際 米国の同時多発テロ事件以降、企業においては予測困難なリスクによる事業中断にどのように対応するか、取引先や社会に対する責任をどのように果たすべきか、被害を極小化するためにはどうしたらよいか…

4:ブランドはなぜ墜ちたか

大手菓子メーカーの不二家で消費期限切れの原材料を使用した製品を製造・販売していたこと、基準に満たない製品を出荷していたこと等が大きく報道されています。明治43年(1910年)に創業し、間もなく100周年を迎えようとしている老舗企業だけに非常に残念な…

5:マーケティングマネジメント

マーケティングマネジメント―持続的成長の開発と戦略展開 いわずと知れたマーケティング研究の第一人者であるコトラー(監修:村田昭治)が書いたマーケティングの代表的な本です。 マーケティングの基本概念に始まり、プロセス、情報収集(マーケティングリ…

5:プライシング―消費者を魅了する「値ごろ感」の演出

プライシング―消費者を魅了する「値ごろ感」の演出 モノ、サービスの価格決定(プライシング)について具体的な事例・手法を交えて論理的に分かりやすく解説した本です。 この本では、価格を利益を生み出す最重要な要素であるとともに、顧客、競合他社に対し…

5:ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか ビジネスにおける23の利益モデルを物語形式で解明した本です。 「物事を観察することの大切さ、教科書で読んだことの枠を超えて、実物を間近で、何のフィルターも通さず、じかに学ぶことの大切さ」 文中…

4:織田信長の経営塾

織田信長の経営塾 これは歴史の本ではなく、元々、人材コンサルタントの著者が、織田信長が現在経営塾を開催したと仮定して、経営を説く本です。織田信長の人材の育て方、使い方などで示唆に富む部分が多いです。読み物としても面白い上に、歴史と経営が一度…

 2007-1-14時点

これまでに購入して、書評を書いていない書籍の一覧を載せています。 詳しい書評のご希望などがあれば、いつでもコメント下さい!!最近読んだ本=その他= (お勧め:◎、読む価値あり:○、普通:△、いまいち:×)◎ 父と子の約束―ワタミの成功を生んだ人間哲…

5:常識破りのものづくり

常識破りのものづくり (NHKスペシャルセレクション) 今回の本は「常識破りのものづくり」です。工場再建屋と言われ数々の有名メーカーの立て直しを図ってきた山田日登志さんが、鳥取三洋電機の工場改革を立ち向かった様子を中心に現場改善の実際を描いていま…

5:MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術

MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術 今回は「MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術」です。この本はぜひおすすめです。新規事業の立ち上げについて、ここまで実践的な本は知っている限りでは他にありません。主に新規事業の立ち上げプロセスや、新…

4:MOTの経営学

MOTの経営学 この本のポイントは、「マネジメントONテクノロジ」であることです。一般的なMOTの「マネジメントOFテクノロジ(技術経営)」ではありません 複雑な技術予測、即ちテクノロジ・トレンドを性格に認識した上で、経営者が戦略として経営の意志を決…

5:達人のサイエンス

達人のサイエンス―真の自己成長のために 今回は、「達人のサイエンス」です。10年前に出版された本なのですが隠れた名著だと思います。 何か新たに学ぼうとした時の心構えや、その過程で出会う困難と乗り越え方などが書いてある本ですが、スポーツの事例や逸…

4:現場力を鍛える

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件 これから、最近読んだ本の中で、印象に残ったものを書いていきたいと思います。今回は、『現場力を鍛える』です。(遠藤 功、東洋経済新報社)欧州のコンサルティングファームのローランド・ベルガー社長の遠…

6:トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして 最近読んだ本の中で、特に感銘を受けた「トヨタ生産方式」について書きたいと思います。 この本の初版は1979年ですが、今読んでも全く遜色ない名著です。(先日、丸の内の丸善に行った際も、経営コーナーに平積みされ…

2:コトラーのマーケティング思考法

コトラーのマーケティング思考法 今回の本は「コトラーのマーケティング思考法」です。ご存じコトラーの本なのでとても期待して、Amazonで予約して購入したのですが、読み始めてみると「これって本当にコトラーが書いたの。」という感じでした。まとめると、…

書評の見方

書評は、スマイリーの表情で6段階に評価しています。 通常は5〜1で評価しています。特に素晴らしい書籍は6にしています。 6:名著(家宝) 5:お勧め 4:一読の価値あり 3:普通 2:今いち 1:期待外れ