アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

勉強開始

昨年末の試験が終わってから、その後の仕事・プライベートなども一段落しましたので、ようやく今年の勉強を開始しました。


前回の試験結果は二月中旬に発表されますが、今年からWarwickのDLMBAのプログラムが少し改善されて、次のPart Bの教材がWeb上で一部公開されるようになりました。


これまでは試験結果が発表されるまで次のPartの教材などは届かないため、その間の勉強期間が空いてしまうことが多かったのですが、今年からはその期間も先に勉強を進めることができるようになりました。ネイティブと違って、テキストを読むのに時間がかかる私にとっては大変助かります。(^^)


教材としてはStrategic Advantege(事業戦略)のテキストと教科書が公開されていましたので、早速勉強に取りかかったところです。今までのPart Aに比べて、結構、難しいです。教科書や参考文献のボリュームも増えたようなので、また少しづつ調子を上げて頑張っていきたいと思います。

5:Marketing Briefs: A Revision and Study Guide

Marketing Briefs: A Revision and Study Guide
Marketing Briefs: A Revision and Study Guide

こちらはマーケティングの授業の参考書となってる本です。
同じくWarwick Business Schoolの教授陣が書いています。こちらはマーケティングの初学者向けに書かれた本で、事例などは教科書に比べて多くはないですが、マーケティングの基本概念などが非常にコンパクトに良くまとまっています。


教科書の方は非常に重かった(!)ので、勉強用としては主にこちらの本を持ち歩いていました。(各章の最後には簡単な問題と回答例が載っているので、試験対策用にも最適でした。)


英語でマーケティングを初めて学ぶ方、マーケティングに興味がある方などにお薦めです。

5:ブランド優位の戦略

ブランド優位の戦略―顧客を創造するBIの開発と実践
ブランド優位の戦略―顧客を創造するBIの開発と実践

ブランド戦略の第一人者のアーカーが書いた本です。こちらの日本語の本を購入して、マーケティングの参考として使用していました。アーカーの本は他にもブランド・エクイティ戦略―競争優位をつくりだす名前、シンボル、スローガンブランド・リーダーシップ―「見えない企業資産」の構築など多数あるのですが、ブランド戦略の基本が一通り書いてあること、出版年が新しかったこと、アマゾンの評価が良かったことなどの単純な理由でこちらの本を選びました。


ブランド・エクイティ、ブランド・アイデンティティ、ブランド・パーソナリティなどの企業のブランド戦略がサターン、コダックなど豊富な事例とともに解説されています。

5:組織行動のマネジメント

組織行動のマネジメント―入門から実践へ
組織行動のマネジメント―入門から実践へ


組織行動学(OB:Organisational Behaviour)の授業の参考として使っていた本です。OBは日本ではそれ程馴染みがないためか、日本語の参考書が少なく、この本は数少ない書籍の中で最も良い本だと思っています。


組織における個人(individual)の動機付けや意思決定、集団(group)行動や意思決定、コミュニケーションや対立、そして組織構造と影響を与える要素、組織変革等について概説しています。この科目は事例よりも理論が多く、しかも使われている単語やその意味合いの解釈などが難しいので、日本語の参考書があったのは助かりました。


少しだけ欠点としては、元々難しい用語を日本語に約しているので、やや分かりにくいところがある点です。(それでも私が見た限りでは、他の本よりは格段に分かりやすいと思います。)