今回の本は「常識破りのものづくり」です。工場再建屋と言われ数々の有名メーカーの立て直しを図ってきた山田日登志さんが、鳥取三洋電機の工場改革を立ち向かった様子を中心に現場改善の実際を描いています。(NHKスペシャルで放送された「常識の壁を打ち破れ〜脱・大量生産の工場改革」をまとめたものです。)
ドキュメンタリーをまとめたものだけあって、非常に現場の様子が生々しく描かれてあり、またとても読みやすい内容になっています。”効率化”や”生産性向上”など、言葉にすると軽々しくなってしまうものも、実際にはその仕事に携わる方々たちの汗と工夫で支えられている、それがひしひしと伝わってきます。こういう本は、大好きです。
#山田日登志さんは、現在日経ベンチャーでも連載記事が掲載されていますので、そちらもとてもお勧めです。