組織行動学(OB:Organisational Behaviour)の授業の参考として使っていた本です。OBは日本ではそれ程馴染みがないためか、日本語の参考書が少なく、この本は数少ない書籍の中で最も良い本だと思っています。
組織における個人(individual)の動機付けや意思決定、集団(group)行動や意思決定、コミュニケーションや対立、そして組織構造と影響を与える要素、組織変革等について概説しています。この科目は事例よりも理論が多く、しかも使われている単語やその意味合いの解釈などが難しいので、日本語の参考書があったのは助かりました。
少しだけ欠点としては、元々難しい用語を日本語に約しているので、やや分かりにくいところがある点です。(それでも私が見た限りでは、他の本よりは格段に分かりやすいと思います。)