NTTドコモがケータイクレジット「iD」に参入した経緯と戦略、クレジットカード各社の反応などをドキュメントとしてまとめた本です。NTTドコモはみずほ銀行、三井住友銀行などとも提携を進めており、著者は最終的に通信会社がコンビニや交通機関の支払などの決済機能だけではなく、銀行や消費者金融などの機能も含む”金融機関”になるという可能性を示唆しています。
著者は携帯電話会社やカード会社、ポイントビジネスに詳しい岩田 昭男氏であり、関係者の意見なども交えた内容には迫力があります。示唆の真偽はともかく、読み物として読むには面白いと思います。