アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

4:日本人の英語はなぜ間違うのか?

実は 、英語の「冠詞」が以前から苦手です。

 

文脈や語句を考えて、aとtheのどちらを使ったら良いのか(あるいは冠詞をつけないのか)、いつも悩んでいます。。。他にも、同じ単語を繰り返したり、進行形(~ing)を使うことが多いため、どうにかもう少し自然な英語にできないかと思っていました。


その時に見つけたのが、こちらの本です。
 

 日本人の英語はなぜ間違うのか? (知のトレッキング叢書)

  

著者は「日本人の英語」などで有名なマーク・ピーターセン。

日本の大学で教授をしているため、学生が書いた英文や中学の教科書に載っている英語を挙げながら、「冠詞」や「時制」、基本的な単語(it, that)の使い分けなど、日本人の英語の不自然な箇所とより自然な文章になる書き方を解説しています 。

 

特に、中学の教科書に載っている「かわいそうな ぞう」の一文を例に、どこが不自然かだけでなく、どうしてそのような英語が載ってしまうのか、という著者の洞察も加わっており、日本の英語教育で育った私にはとても興味深いものでした。

 

また、後半に載っている不自然な英語の例(マイクさんに対して”Oh, you are Mike”という奇妙なあいづち)と解説などは、ただただ笑ってしまいます。。。私も、今後は少しでも自然かつシンプルな英語ができるようにがんばります(汗)。