アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

USCPA 本番の試験でのポイント その3

最後に、実際の試験で感じた3つ目のポイント書きます。

それは、「答えられなくても、最後は採点されない問題だと割り切る」ということです。

 

前回までにお話したとおり、USCPAの本番の試験では、必ずといって良いほどこれまでに経験したことが無いような少しマイナーな問題も出題されます。

また、MCの試験は、”Medium”、”Difficult”と難易度が異なる2種類の問題が用意されており、Testletの正答率が高くなる程、問題が難しくなるようになっています(難易度が高い程、配点が高くなります。)そのため、どんなに準備して臨んだとしても、本番の試験中にどうしてもハッキリと解答できない問題も出てきます。

 

私の場合も、REGの試験を受けた際、最初のTestletは順調に答えられたものの、次のTestletから急激に難易度が高くなり、全く解答できなくなってしまいました(感覚的には、半数近くの問題が分かりませんでした。。。)

いくら難易度の高い問題の配点が高いとはいえ、このままではさすがに試験に落ちてしまうという不安が頭をよぎり、ますます焦ってしまいました(大ピンチです)。。。

 

その時、思い切って「自分が答えられないような問題は、全て採点されないはず!」と割り切り、残りの問題を出来る限り答えられるように気持ちを切り替えました。

すると不思議なもので、これまで焦ってなかなか進められなかった問題にも答えが出せるようになり、最終的に何とか時間内で全ての問題に回答し、試験もPassすることができました!

 

実際に、USCPAでは”Pretest Questions”と呼ばれる採点されない問題が必ず含まれており、MCで問題数の20%及びシミュレーションの1問が該当すると言われています。

 

現在のMCの出題数は、REG・BEDで72問(24問×3 testlets)、FAR・AUDで90問(30問×3 testlets)ですので、それぞれ約14-18問が採点されない訳です。これはかなりの問題数で、ちょっとやそっとくらいを間違えても大丈夫なのです!!

 

そのため、本番までは幅広い問題に対応できるように十分に準備を進めた上で、本番の試験中に分からない問題に出会っても、「対象外に違いない」という位の気持ちで焦らずに試験に臨みましょう。