少し前になりますが、Bloomberg Technologyの特集で、自動運転車のドライバーの仕事を取り上げており、興味深かったため紹介します。
現在、アメリカの西海岸ではGoogle, Tesla, Uberなどの企業が自動運転の実現に向けて競うように取り組んでおり、街中でも日常的に自動運転車を見かけます。これらの車にはまだドライバーが乗っており、自動運転に必要な技術開発を進めています。
特集で取り上げているのは、そのうちの1社であるAurora Innovation。ベイエリアに本拠があり、自動運転を実現するためのソフトウェアを開発している企業です。
自動運転車には大型のセンサーが取り付けられており、周囲の自動車やヒト、モノなどを検知します。
自動運転車には2名1組のドライバーが乗っており、街中を巡回しながら1名がハンドルを握って運転の微調整や急停車に備えて、もう1名がモニターを見ながら周囲の物体を正しく検知し、予測通りに運転が行われているかを常にチェックしています。
決して手を離して運転席に座っているだけの楽な仕事ではないようです(笑)。
またオフィスに戻った後も、ドライビングの結果を開発部門にレポートして技術開発に活かしたり、自動運転車が使用するマップに反映するなど、常に改善が続けられています。
まだ実現には至っていない自動運転ですが、こうした各企業の日々の取り組みを見ると、私たちの目の前に現れるのも遠くない時期であると強く感じます。
Bloomberg Technology
Next Jobs - How Cars Learn to Drive Themselves