学歴審査は、以前に当ブログで書いたとおり、米国以外の教育機関で取得した単位が米国の大学の単位に相当するかを判定する手続きです。
USCPA 学歴審査(NIES)について - アメリカで働くコンサルタントの本棚
学歴審査はライセンス登録を行う州で行う必要があるため、他州の合格実績をトランスファーする場合には、あらためて州を変更して学歴審査の手続きを行います。
その際に留意しておきたいのが、受験時よりも新たに認定される単位数が増える可能性があるという点です。
過去の学歴審査では、日本の大学で取得した単位が減らされたとしても、学歴審査を行った時期や州の違いにより再審査では単位が減らされずそのまま認められることがあるからです。
私の場合、ライセンス取得時にあらためて学歴の再審査をしましたが、
- 受験時の学歴審査 (2014年、NY州):138単位
- ライセンス取得時の再審査 (2018年、WA州):158単位
と新たに20単位も認定されました。また、会計・ビジネス関連として認められる単位も増えました。
その結果、学歴要件を満たすために追加で取得する単位数が少なくなり、時間と費用を抑えることができました。
また、ニューヨーク州のようにUSCAP受験時とライセンス取得時に必要な単位数が異なる場合もあるため、先ずはライセンス登録を行う州で必要な単位数を満たしているか、確認することをお勧めします。