アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

USCPA CPE (継続教育)の教材について

前回書いたUSCPAライセンスのCPE取得にあたり、CPE教材を提供しているサービスをご紹介します。

 

NASBA (全米州政府会計委員会)は、CPE教材を提供する会社を登録制にしています。要件を満たした会社を以下のサイトに公開しており、Registry IDで登録されている会社かどうか、確認することができます。 

NATIONAL REGISTRY OF CPE SPONSORS

Sponsors - NASBA Registry

 

次いで、CPEの受講方法としては、主に集合研修、セミナー、オンライン研修、eラーニングによる自己学習等があります。

このうち、会計事務所や研修会社等が提供している研修、セミナーに参加することでCPEを取得できますが、時間・費用が掛かるのが少し難点です。

 

そのため、私が選んでいるのは、eラーニングによる自己学習です。

有名なのは、AICPA (全米公認会計士協会) が提供しているCPE教材です。オンライン・サービスのCPExpressでは、年間 $275 - $459 (2021年1月時点)で多数のコースを受講できます。また、1-2単位のコースも充実しているため、空いた時間で勉強しやすいのも魅力の一つです。

AICPA - CPE self-study

AICPA Store | CPE & Training |Continuing Professional Education (CPE) and Learning Tools for Accounting Professionals


 

一方、ワシントン州の最新ルールでは、毎年、最低 20単位以上の取得が義務付けられているため、年間の費用は少しでも安い方が助かります。

そのため、私は同じく定額制のオンライン・サービスであるCPE Depotを選んでいます。

CPE Depot

CPE Depot - Home

 

こちらは年間 $149 - $249 (2021年1月時点)となっています。Webサイトはシンプルですが、豊富なコースが揃っており、CPEの取得には十分です。Final Examに70%以上正解するとコース修了です(70%に達しない場合、何度でもやり直しできます)。また、教材はPDFで保存もできます。

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私の場合、主にCPE Depotで空いた時間を活用しながら、少しづつCPE単位を取りました。

最近はコロナ禍でオンライン形式の研修も増えているため、機会がある時にリモートの研修にも参加してみたいと思います。皆さんの参考になれば幸いです。