アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

東京オリンピック 野球 決勝

東京オリンピックの野球 決勝をテレビ観戦しました。日本代表は、ピッチャー陣の見事な継投と、村上のホームランなどにより初の金メダルを獲得しました。本当におめでとうございます。

 

勝利の瞬間、アメリカではどのように放映されるのか、興味を持って現地テレビを見ていたところ、最後のバッターがアウトになった瞬間に
"Japan wins the gold medal!"
と実況されていました。アメリカ代表ではなく、先ず勝者を讃えたのです。

 

続けて、「日本代表は最高のメンバーを揃え、最高の準備を整え、勝つためにやるべきことを全て正しくやってきた」と、なぜ日本代表が勝てたかを述べた後、

"The U.S. team wins the silver medal!"

自国のチームメンバーの健闘も讃えていました。

 

この実況を聞いた時、もし日本代表が敗れた場合、日本ではどのように放送されただろう、と考えてしまいました。恐らく、第一声は"日本、敗れました"であり、その後も勝者ではなく、敗者となった日本チームの表情を流し続けたのではないかと思います。

 

勝敗がついた時、先ず勝者を讃えて、その勝因を中立的に見る姿勢。そしてまた、自らの奮起も促す。主観に囚われず、相手の視点も取り入れながら成長していくことの大切さを、オリンピック野球の実況からふと感じました。