アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

公認不正検査士(CFE)の取得

先日、USCPAの延長として、公認不正検査士を取得しました。

 

公認不正検査士(CFE: Certified Fraud Examiner)は、ACFE (本部:米国テキサス州) が認定する不正の防止・発見・抑止の専門家であることを示す国際的な資格です。

CFE(公認不正検査士)の概要 – ACFE JAPAN | 一般社団法人 日本公認不正検査士協会

CFEは、不正を防ぐための幅広い知識が求められます。具体的には、不正行為の種類や検出方法、調査技術、証拠の収集・分析方法などが含まれます。また、不正行為を行う人物の心理や動機にも詳しく理解している必要があります。

 

そのため、CFE 資格試験では、

  • 財務取引と不正スキーム
  • 法律
  • 不正調査
  • 不正の防止と抑止

という4分野の知識が要求されます。

CFE 資格試験 – ACFE JAPAN | 一般社団法人 日本公認不正検査士協会

 

また、CFEの資格認定に際しては、試験に加えて、不正対策に直接的もしくは間接的に関連する専門的な職務経験を 2 年以上有していることが求められます。例えば、企業内で内部監査や法務、経理、総務などの部門で不正対策に取り組む方、公認会計士・弁護士等の士業、法執行(警察、検察)、金融機関等で不正対策に携わる方が含まれます。CFE資格を取得することで、不正対策の専門家として信頼が高まり、キャリアアップにもつながります。

 

私自身にとっても、CFEの学習には興味深い内容が多く、これまで携わってきたM&Aやグローバルビジネス等の経験を振り返り、自らの専門性を高める良い機会になったと感じています。今後、本ブログでもCFE関連のトピックを紹介していきたいと思います。