アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

4:内部統制の文書化マニュアル

今回が、私が多数読んできた内部統制関連の書籍の中から、現時点で最も使えるものを3冊ご紹介します。


実務詳解 内部統制の文書化マニュアル
実務詳解 内部統制の文書化マニュアル

内部統制関連の評価ドキュメント(フローチャート、業務記述書、リスク・コントロール・マトリクス)の作成手順について、具体的な文書例とともに詳しく説明している本です。「文書化マニュアル」となっていますが、対象範囲の決定や、テスト・評価の方法、さらにプロジェクトを進める上での留意点まで書いてあり、内部統制プロジェクトの全体像が全て網羅されています。

特筆すべきは、他の本ではあまり書かれていないIT業務処理統制に関しても手順が詳しく書かれていることです。書き方も分かりやすく、内部統制に携わる方は手元にぜひ1冊は置いておきたい本です。