カルフォルニア州で、自動運転車の乗客輸送に遂に許可が下りる見通しになりました。許可を受けたのは、2016年にGMが買収した自動運転子会社のCruiseで、管理者なしのテスト車両で乗客を輸送する許可を取得しました。
Google配下のWaymoを始め、多くの企業が自動運転を目指していますが、今回Cruiseが人間が運転しないドライバーレスの乗客輸送の許可を取得した初めての企業となりました。
当面は課金しないこと、四半期毎にSafety Planを含むレポート提出などが義務付けられているようです。
Cruiseでは、独自の自動運転車両である"Origin"を保有しており、親会社であるGMの他、マイクロソフトやホンダ、ウォルマート、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなども出資しています。
また同社は、州当局から許可を得たタイミングで、自動運転の更なる拡張のために50億ドルの資金も確保しました(ニュース中、自動運転車の生産ラインも出ており興味深いです)。
自動運転車については、以前に当ブログでも紹介しましたが、今回のCruiseを皮切りに、各社の商用化に向けた取り組みが更に加速すると考えられます。
先ずはベイエリアなど限定した地域になるかと思いますが、無人タクシー・バスや配送サービスの実現が間近に迫っていると感じます。
補足:自動運転車のテスト走行の模様(Bloomberg Technologyの特集)