アメリカで働くコンサルタントの本棚

主にM&Aやグローバルビジネスに携わり、USCPAを取得。仕事や自己啓発で役に立つ本や情報等を紹介します。

Bookshelf

4: ペスト

新型コロナによる非常事態宣言が続き、更なる感染拡大も懸念されています。今回は、こちらの本で過去の感染症を振り返りたいと思います。 ペスト (中公文庫) 本書は、ペストが大流行した1660年代のロンドンの様子を克明に描いた作品です。著者はダニエル・デ…

4: バブルの歴史

今回紹介するのは、バブルの歴史です。500ページを超える長編ですが、 とても興味深く、仕事の合間などに少しづつ読み進めました。 バブルの歴史 バブルの記憶が残る2000年に出版(新訳は2018年)された本で、チューリップ投機、南海泡沫事件をはじめ、ブラ…

5: 1兆ドルコーチ - シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

今回紹介するのは、Appleのスティーブ・ジョブズ、Googleのエリック・シュミット、ラリー・ペイジなどの"コーチ"であったビル・キャンベルについての本です。 1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え ビル・キャンベルは、コ…

4: 民主党のアメリカ 共和党のアメリカ

今週、ジョー・バイデン大統領の就任式が行われました。 結束(Unity)を呼びかけた就任演説とともに、レディ・ガガによる国歌斉唱やトランプ前大統領の欠席なども話題を集めました。個人的には、就任式で詩を朗読したアマンダ・ゴーマンさんが素晴らしく、混…

4: 反省しないアメリカ人をあつかう方法

海外、特にアメリカ人と仕事をする際に、なかなかこちらが思ったように進まないことがあります。締め切りを守らない、メールが返事がない、文句が多い、etc... そんな時におすすめしたい本が、こちらになります。 反省しないアメリカ人をあつかう方法34 アル…

4: 「不正会計」対応はこうする・こうなる

2015年の不正会計の発覚に端を発した東芝の経営危機は、二度の決算発表の延期という異例の事態を経て、いよいよ多額の損失が生じる主因となったウェスティングハウス社の破産法申請手続きに入る局面となりました。 「選択と集中」を掲げて半導体で国内首位、…

5: ザ・会社改造

久しぶりに非常に面白い本に出会いました。 ボストン・コンサルティングの日本採用第1号コンサルタントであり、事業再生の専門家として数々の企業でトップを歴任した三枝匡氏が、社長を務めたミスミで取り組んだ12年間にわたる改革の日々をまとめたものです…

4: デジタルトランスフォーメーション

人工知能やIoT(モノのインターネット化)などの最新技術の進展に伴い、情報のデジタル化が益々進んでいます。また、そうした情報を利用/提供するユーザー側でも、スマートフォン等による利便性の高い製品・サービスを求めるようになっています。 その結果…

4: ビッグデータと人工知能

現在は、第三次人工知能ブームとも呼ばれています。このブームのきっかけは、 2011年、IBMの「Watson」が米国の人気クイズ番組でクイズ王を破り優勝 2011年以降、コンピュータ将棋とプロ棋士が対局する将棋電王戦が開催される 2015年、グーグルの「アルファ…

4: 究極のイギリス英語リスニング

英語は世界で最も使われている言語の一つであり、多くの国で英語でコミュニケーションができますが、実際に話してみると「今、何といったの?」という場面にもしばしば遭遇します。 その理由は、同じ英語圏であっても、国ごとに発音の違い(方言)や独特の言…

USCPAの学習教材(問題集)

以前にも少し書きましたが、私がUSCPA試験に向けて使った教材は、基本的に「予備校のテキスト」と過去問題が載っている「Bisk CPA Review」の2種類だけでした。 先ずテキストで各科目の主な内容を理解し、その上で過去問題集を繰り返しやることが最も効果的…

4: ハンドブック アメリカ・ビジネス法

今回、Regulation(REG)の参考になる書籍として、もう一つ紹介するのはこちらです。 ハンドブック アメリカ・ビジネス法 U.S.BUSINESS LAW HANDBOOK こちらは、Business Lawの参考書となります。 Taxで紹介した「アメリカ税金ハンドブック」と同じく、USCPAの…

4: アメリカ税金ハンドブック

今回は、USCPA試験の中でも難易度が高い、Regulation(REG)の参考になる書籍を2冊、紹介したいと思います。 REGはTax、Business Lawで構成されていますが、ともに出題範囲が広く、また日本人には馴染みのない制度も多いため、覚えるのに苦労するところです。 …

4:日本人の英語はなぜ間違うのか?

実は 、英語の「冠詞」が以前から苦手です。 文脈や語句を考えて、aとtheのどちらを使ったら良いのか(あるいは冠詞をつけないのか)、いつも悩んでいます。。。他にも、同じ単語を繰り返したり、進行形(~ing)を使うことが多いため、どうにかもう少し自然…

5:英語ライティング・ルールブック

本日は、特に私が愛用している一冊です。 英語ライティング・ルールブック英語をビジネスで使い始めた時に先ず最初に感じたのが、学校で習った英語と、海外の方にも通じる“自然な”英語の違いでした。私の場合、最初に英語を書くのに最も参考にしたのがネイテ…

4:ミーティング・プレゼン

ブログを再開するまでの間、ずーっと海外ビジネスに携わってきました。 この間、自己流ながら英語を勉強して、ずいぶんと英語力が向上したと思います。そこで、私が英語を勉強する中で役立った本を、いくつか紹介していきたいと思います。本日は、最初にビジ…

4:ビジネス英会話パーフェクトブック

最近、仕事で英語が必要になる機会がとても増えています。 恥ずかしながら、英語はDLMBAをやっていたのでReading, Writingはそれほど困らないのですが、 Listening, Speakingの方は苦手でして。。。 またあらためて、徹底的に英語を磨き直している毎日です。…

4:第3セクターをリストラせよ

また、少し古いですが日本総合研究所の井熊創発戦略センター所長が書いた、以下の書籍も第3セクターの現状が分かりやすく書いてあります。 第3セクターをリストラせよ―待ったなし!地方自治体の不良債権処理 (B&Tブックス) 特に第2章の「第3セクター経営破綻…

4:自治体破産

先日のブログで少し書いたとおり、地方自治体が大株主となっている第3セクターの多くは非常に厳しい財政状況に陥っています。 第3セクターの財政状況を最も詳しく知ることができる情報源は、総務省が毎年12月末に公表している 「第三セクター等の状況に関す…

5:企業価値評価〜実践編

さらに詳しく企業価値の評価方法を理解するためには、本書が特にお薦めです。 企業価値評価 【実践編】一般的な企業価値評価の手法であるDCF法(ディスカウンティッド・キャッシュ・フロー法)について、標準的な手順と3つのケース(東京製鐵、カゴメ、三共…

4:企業価値評価ガイドライン

企業の買収や合併などにあたり、特に争点となりやすいものの一つが、対象となる企業の価値をどのように評価するか、という点でしょう。 企業価値評価ガイドライン本書は、日本公認会計士協会が取りまとめた企業価値評価のガイドラインです。 企業価値の評価…

5:財務デューデリジェンスの実務

その他にも、中央経済社が出版している、M&Aの実務シリーズはかなり有益です。 5:M&Aを成功に導く財務デューデリジェンスの実務 4:M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務 4:M&Aを成功に導く法務デューデリジェンスの実務 4:M&Aを成功に導く人事デ…

4:戦略的デューデリジェンスの実務

7月はプロジェクトが忙しく、ほとんど時間が取れませんでしたが、 8月に入り、だいぶ落ち着いてきました。 夏休みにたくさん本を買って、読み貯めたので、またこちらで紹介していきたいと思います。 今回は、M&Aの実務に関わる書籍を何冊か紹介したいと思い…

4:プライベート・エクイティ

最後に、これらのプライベート・エクイティ・ファンドの実務と財務・法務上の留意点などが詳しく書かれているのが、この書籍です。 プライベート・エクイティ―急拡大する未公開株式投資の世界リップルウッドが始めて日本長期信用銀行(現:新生銀行)を買収…

4:買収現場から見たファンド・ビジネス&事業再生ファンド

プライベート・エクイティ・ファンドの日本国内における活動については、以下の2冊に詳しく載っています。宮崎シーガイヤ、ハウステンボス、東京スター銀行、さくらや、市田、三井鉱山そしてカネボウなど上述のファンドが関わった案件について、関係者へのイ…

3:図解で分かる投資ファンド

図解でわかる投資ファンド" title=" 図解でわかる投資ファンド" class="asin"> 図解でわかる投資ファンドいわゆる"ファンド"と称される機関について、その種類や各々の戦略、投資案件の事例などファンドの全体像を分かりやすく説明している入門書です。 例え…

4:ITから見た内部統制実践ガイド

ITから見た内部統制実践ガイド (日経BPムック) 実施基準が公開される前の2006年10月に発行されたものですが、今でも有益な本の一冊です。この本が最も有益な点は、TDK、ニッシン、ファイザーなど米国SOX法に対応した企業など7社の先進企業の取り組み事例が詳…

4:金融機関の内部統制

金融機関の内部統制―評価と文書化手続きのすべて新日本監査法人が書いた金融機関の内部統制の実務に関する本です。 金融機関の多くは、比較的内部統制の対応が比較的進んでいることから、本書も恐らくそちらの経験を基に書いているように見受けられます。 銀…

4:CMプランナー入門

最新 CMプランナー入門いい本を見つけました。 私はCMプランナーではありませんが、この本は企画を考える、提案書を作るなど、どの会社・個人でも新しくものを”考える””創る”ときにとても参考になる本だと思います。 特に秀逸なのが、後半にある実際のCMプラ…

4:プロフィット・ゾーン経営戦略

プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新ザ・プロフィットと同じ著者であるJ・スライウォツキー氏が、ザ・プロフィットの出版以前に書いた本です。 ザ・プロフィットで紹介された23の利益モデルの原型となる、以下の22の利益モデルを解…