先日、リクルートテクノロジーズは「ホットペッパー」や「カーセンサー」などで実際に利用しているAI・機械学習ソリューションのAPIを無料公開しました。
現時点で公開されているのは、以下の6つです。
これらを用いることで、例えば文章の自動生成・入力補助(Text Suggest API)や誤字脱字等の自動検出(Proofreading API)により原稿を書く作業を効率化したり、良い印象を与える写真の判別(Image Infuluence API)を行うことなどができます。
ご参考までに、実際の利用イメージは、こちらのブログでListing APIを除く5つのソリューションを簡単に試すことができます。
http://ai-create.sub.jp/_lab/a3rt/talkapi/#/
原稿の自動作成や校閲のソリューションは、仕事柄、利用する機会が多そうですので、ぜひ私も今後使っていければと思います。
(補足)
なお、同社のサイト内では、自社の経験を踏まえて、
- ビジネスとして合理的な判断の必要性(最新手法だからすごいわけではない)
- 機械学習のデータを持つ会社は強い(データは容易に真似できない)
- 結局、何の問題が解決できるかが大事(AI・機械学習のプロダクトの多くは効率化か、コスト削減のいずれか)
という認識の下で、実際にAIをビジネスに活用するための勘所も示しており、大変秀逸です。
今回の無料公開についても、より幅広く使ってもらうことで自社ソリューションの発展につなげたい、という考えがあるものかと思います。