ドイツのAI企業 DeepLが、3月下旬から日本語の翻訳サービス"DeepL翻訳"を提供開始しましたが、その精度の高さに驚き、頻繁に利用するようになりました。
実例の一つとして、以下のCNN記事をDeepLとGoogleでそれぞれ翻訳してみました。
Japan coronavirus: People won't work from home until Shinzo Abe makes them - CNN
DeepL翻訳
Google翻訳
DeepLは「埼玉県の隣県」という箇所に誤訳はありますが、その他に大きなミスはありません。Googleも同様に大きなミスは無いですが、最終段落の文章のつなぎなどが一部不自然な印象を受けます。
どちらの訳文も、かつての翻訳サービスと比べるとかなり改良されていますが、DeepLの方がより自然な文章に近くて読みやすく、精度も極めて高いため、私は自分の書いた英文を翻訳にかけて意味が伝わるか、というチェックに主に活用しています。
DeepLは、4/2にもブラジルポルトガル語を追加するなど対応言語を増やしており、また有償プラン“DeepL Pro”を利用すれば、文字数制限がなくなる等のサービスを受けられます(例えば、ビジネス文書や契約書の翻訳が利用しやすくなります)。
翻訳サービスは以前から色々試していますが、AIにより遂に実用に耐え得る高いレベルのサービスが登場した、と強く感じています。
追伸
有償プランのDeepL Proですが、残念ながら未だ欧州圏以外では利用できないようです。大変良いサービスなので、私の地域でも使えるようになったら、すぐに利用したいと思います。